モスキートは夜間軽攻撃部隊 (LNSF;Light Night Striking Force) の主力機として最も使用され、正確な照準と航法で夜間高速爆撃を行った。モスキートの任務は大きく2つに分けられ、1つは重要度が高いものの、規模が小さく破壊が難しい施設を爆撃した。もう1つは味方の重爆撃機の空襲を掩護するため、チャフを散布して大規模空襲を装った。また、重爆撃機部隊による空襲が予定されていない場合でも、ドイツ軍の防空部隊に休みを与えないよう夜間軽攻撃部隊が襲撃することもあった。
モスキートが投入された最も大胆な作戦はジェリコー作戦 (Operation Jericho) であり、フランスのアミアン刑務所の壁と警備員の宿舎を爆撃し、レジスタンスのメンバーの脱出を助けた。最も素晴らしいのはノルウェーのベルゲンにあったゲシュタポの司令部空襲で、低高度からの非常に精密な爆撃を必要としたが、囚人を解放して記録資料を焼き払った。
モスキートはパスファインダーとしても多くの爆撃作戦に参加した。それは、編隊爆撃で精密ではない広範囲な爆撃を行う重爆撃機のために非常に正確な位置に照明弾で目標を知らせることであった。爆撃機軍団に所属するモスキートは、28,000以上の作戦に参加し、投下した爆弾の総トン数は35,000で、これらの過程で失われたモスキートは193機であった。しかし、この損耗率は0.7%に過ぎず、重爆撃機の方は2.2%である。
モスキートは優れた搭載量と巡航速度による恩恵で、効率的な作戦行動ができる。例えば、同じ爆撃機軍団のショート スターリングと一緒に4,000ポンド爆弾を搭載してドイツ空襲に向かった場合、スターリングが行って帰ってくるまでに、モスキートは爆撃を終えて基地に戻って補給し、さらに2度目の爆撃を終えさせ、スターリングが着陸態勢に入るころには、すでに基地に着陸していた。
第二次世界大戦後、内戦状態になった中国では、劣勢の国民党軍が安価な対地攻撃機を大量に必要としており、1948年にカナダ製モスキート180機が導入されることになった。中国語で「蚊式機」と呼ばれたモスキートの能力は戦時中から知られており期待されたが、機体寿命の短い木製機の中古であり、しかも船積みで輸送中に海水や高温で機体やエンジンにダメージを受け、この段階で28機が使用不能となった。また一定以上の操縦技量も必要で、機体の不調や事故により実戦投入前に50機以上が失われてしまった。その後実戦投入されたものの、移動の多くを夜間に行うゲリラ的な共産党軍に対してはあまり活躍できず、最終的に少数が台湾に撤収し、残された機は廃棄された。
派生型
爆撃機型
第105飛行隊のモスキート B Mk IV シリーズ 2B Mk. IV
当初PR Mk.Iから改造された最初の爆撃機型である。改造されたB Mk.IVはシリーズIと呼ばれ、後の生産型(シリーズII)と区別された。
B Mk. V
爆撃機型試作機で1機のみ製作(W4057)された。
B Mk. VII
カナダ製のB Mk. IVで、エンジンがパッカード・マーリンになっている。
B Mk. IX
B Mk. IVの後継機でマーリン72を搭載している。
B Mk. XVI
B Mk. IXに与圧装置を組み込み、高々度での運用を可能にした。また、電子機器も充実している。
B Mk. XX
カナダ製のモスキートでB Mk. VIIの機体にパッカード・マーリン 31/33を搭載したものである。
B Mk. 25
B Mk. XXのエンジンをマーリン 225に換装した機体で爆弾搭載量が4,000lbに増大した。
B Mk. 35
モスキートの最終量産型で、マーリン 114を搭載している。
戦闘機型
モスキート NF Mk IIF Mk. II
最初の戦闘機型である。
NF Mk. II
F Mk. IIに機上迎撃レーダー(Mk. IV)を装備して夜間戦闘を可能とした機体である。
NF Mk. XII
NF Mk. IIのMk. IVレーダーをMk. VIIIレーダーに換装した機体である。
NF Mk. XIII
FB Mk. VIにレーダーを装備した機体である。
NF Mk. XV
エンジンにマーリン 73を搭載して、高々度戦闘用とした機体である。
NF Mk. 30
エンジンをマーリン 72/76に、レーダーをMk. Xにした機体である。
NF Mk. 36
NF Mk.38
写真偵察型
PR Mk. I
最初の量産型である。偵察型であり、カメラを装備している。1941年7月31日から実戦配備され、1941年9月17日に最初の写真偵察を実施した。
PR Mk. IV
B Mk.IV改造の写真偵察型である。爆弾倉に燃料タンクが増設されたため、航続距離が大幅に伸びている。
PR Mk. VIII
B Mk.IVを改造して5機のみ製作された機体である。
PR Mk. IX
B Mk. IXを元に作られた偵察機型である。
PR Mk. XVI
B Mk. XVIにカメラを搭載して、燃料を増大させたもの。
PR Mk. 34
PR Mk. XVIのエンジンをマーリン25に換装し、東南アジアで使用された。
戦闘爆撃機型
FB Mk. VI
モスキート中最多生産数を誇る機体である。
FB Mk. XVIII
57 mmモリソン砲又はビッカースS機関砲を搭載した対潜水艦、舟艇攻撃機である。
エースパイロット
"Bob" John Randall Daniel Braham
Branse Burbridge
Leonard Cheshire
Sidney Cotton
ジョン・カニンガム当時:少佐?中佐(夜間戦闘機型によるもの)
Geoffrey de Havilland Jr
Bill Edrich
Guy Gibson
Kirk Kerkorian
Keith Miller
シントニア タコス オイル マヤ吉 ケルン ミーハー ボタン たこいと デュアル アルル ライン アクサ ビー玉 ロコモコ ライフ テナー クチル トッププ ナズナ ロベニア シタニア キング ブルー レンド ハファダ シリア マリンホス タイトス リテール シラー カノープス きねづか ブダペ スノーグ チョウゲ フルタイ モミジ デブリ ブラッシ 深海魚 シルバー ビーテ トライ サイキック ブレッツ プルーフ すいか くもり ダッジ ミーア
Bolesław Orliński
Percy Charles Pickard
Erik Hazelhoff Roelfzema
Kenneth Wolstenholme
Eric "Winkle" Brown
仕様 (B Mk. XVI)
Jane's Fighting Aircraft of World War II[1], World War II Warbirds[2]
諸元
乗員: 2名 (パイロット、航法兼爆撃手)
全長: 13.57 m (44 ft 6 in)
全高: 5.3 m (17 ft 5 in)
翼幅: 16.52 m (54 ft 2 in)
翼面積: 42.18 m2 (454 ft2)
空虚重量: 6,490 kg (14,300 lb)
運用時重量: 8,210 kg (18,100 lb)
最大離陸重量: 11,350 kg (25,000 lb)
動力: ロールス・ロイス マーリン V型12気筒液冷レシプロエンジン, 1,275 kW (1,710 hp) × 2
性能
最大速度: 667.9 km/h (415 mph) 高度8,535 m (28,000 ft) 時
フェリー飛行時航続距離: km (海里)
航続距離: 2,400 km (1,500 海里)
実用上昇限度: 11,280 m (37,000 ft)
上昇率: 14.5 m/s (2,850 ft/min)
武装
爆弾搭載量:1,800kg (4,000 lb)
FまたはNF型:20mm イスパノ機関砲 4門
FまたはNF Mk.II型:7.7mm (.303 in) ブローニング機関銃 4門(NF Mk.XII型以降は撤去)
FB XVIII:57mmモリンズ砲 機首1門
Mk VI:27kg (60 lb) ロケット弾 8発
アビオニクス
NF型:AI Mk.IV, VIII または X レーダー
ジー (GEE) 無線誘導器